ローグライクデッキ構築の醍醐味、それは、開発者がこっそり仕込んだ「合法的なシステム崩壊のレシピ」を読み解き、限界突破のパワーゲームで盤面を蹂躙すること。
本作『終焉魔女の旅々』は、そもそも「行儀の良いバランス」を端から放棄し、「どうぞ壊してください」とプレイヤーを挑発してくるような作りになっています。
今回は、そんな開発者が用意した「壊し方の正解」の一つとして、最終ボスを「1枚の0コストカード」で文字通りワンパンしてしまったプレイ日記です。

名付けて、【ウロボロス神・ループ】。
※V1.0.2時点の製品版プレイに基づく情報です。
調整のガバを『正規のルールの範囲内』と言い張って悪用する。
公式が用意したインフレの極致を見せてもらいましょう。
システム構成:コアパーツ一覧
まずは、このループを稼働させるために必要なカード・遺物・ワックス・バフの一覧です。
キーとなるカード






| カード名 | コスト | 説明 |
|---|---|---|
| 銀弾連発 | 0 | 「神を呼ぶ」効果持ち。初期4ダメージだが、プレイされるたびに威力が「+プレイ回数/2」され、無限に成長していく今回のメインウェポン。 |
| 偽・使徒の銃 | 1 | 「神を呼ぶ」効果持ち。「神の啓示」スタック×2倍のダメージ。スタックが1より大きい場合、1マナを返還(実質0コスト化)する潤滑油。 |
| 元素昇華 | 1 | 「元素」を2スタック獲得し、現在の元素スタック数の1/4枚(最大10枚)のカードを引く。驚異的なリロードソース。 |
「神を呼ぶ」効果
「神の啓示」を1スタック獲得し、神を呼ぶカードを1枚検索する。
すでに「神の啓示」を持っている場合、代わりに追加効果(「神を呼ぶ:」以降に記載されている効果)を発動する。
ゲーム内表記の誤り
ゲーム内テキストでは、「啓示」だけがハイライトされていますが、これは嘘なので気をつけましょう。
「啓示」と「神の啓示」は異なるバフであり、「神を呼ぶ」で付与されるのは「神の啓示」。
ワックス


付与されたカードに「焼却」が付与されていない場合、使用後に即座に山札に戻す。
本ループの最重要・壊れパーツ。
遺物


カードを1枚使用するたび、「元素」を1スタック獲得。
「元素昇華」に必要な「元素」の確保、ダメージレースの加速。


カードを1枚引くたびに、ランダムで0〜3のシールドを獲得する。
本ビルドの全自動防御機構。
バフ


「神を呼ぶ」カードをプレイするたびにスタックが増加(それ以外を使用すると減少)。
スタック数に応じて、「神を呼ぶ」カードのプレイ時にポジティブな効果を与える。


行動時に「元素スタック数×2」の「超越」を獲得。
「超越」1スタックにつき、全カードの基礎ダメージが1%増加する(乗算インフレの核)。
「神を呼ぶ」ギミックの欠陥と解決方法
今回の主軸となるのは、対象カードを確定サーチし続ける「神を呼ぶ」ギミックです。
神の啓示スタックを溜めながら次々とカードを連鎖させていくシステムですが、実戦投入すると、すぐに「2つのリソース切れ」という欠陥に直面します。
欠陥①:山札の「神を呼ぶ」カードが尽きる
当然ですが、「神を呼ぶ」カードは山札から次の「神を呼ぶ」をサーチするだけです。
山札の中の該当カードを引ききってしまえば、連鎖はそこで強制終了します。
0コストカードと「ウロボロス」の悪魔合体
この問題を強引に解決するのが、二次ワックスの『ウロボロス(使用後、カードを山札に戻す)』です。
これを、0コスト攻撃札の『銀弾連発』に付与します。
撃っても撃っても即座に山札に帰っていくため、山札の中に常に「神を呼ぶ+ウロボロス」が存在する状態が完成します。
欠陥②:手札の「神を呼ぶ」カードが尽きる
山札の問題は解決しましたが、今度は「手札」の問題が起きます。
『偽・使徒の銃』などでマナを回復しながら回していても、いつか「手札から『神を呼ぶ』カードが尽きる」瞬間が必ず訪れます。
低コスト大量ドローによる強制リロード
始動札が手札から尽きたら、すかさず1コストの『元素昇華(元素スタックの1/4枚カードを引く)』などのドローソースを切ります。
手札を上限までパンパンに補充して強引に『神を呼ぶ』カードを引き込み、再びウロボロスの無限ループへと回帰します。
指数関数的に膨れ上がるパワー
無限にカードを回せる基盤が完成したら、次はそのループの出力(火力)を限界突破させるだけです。
このビルドでは、カードを使えば使うほど、以下の3つの乗算バフが同時に進行します。
- 銀弾連発の自己強化:
『銀弾連発』は「プレイされた回数/2」だけダメージが加算されます。撃てば撃つほど、弾丸そのものが重くなります。 - 「超越」による基礎ダメージの底上げ:
『元素昇華』などで溜めた元素スタックにより、行動するたびに「超越(基礎ダメージ+1%)」を獲得し続けます。 - 遺物のシナジーによるスタック加速:
あらゆるカードを使うたびに、遺物「第六元素」の効果で元素そのものが増加していきます。
「ただループを回す」という単一の行動をとるだけで、【銀弾連発の基礎威力アップ】×【超越によるパーセンテージ倍率アップ】×【元素増加によるバフ付与の加速】という、恐ろしい指数関数的インフレが発生することになります。
最初はたった数ダメージだった弾丸が、雪だるま式に1万ダメージに化ける……まさに開発者が用意した、美しいガバですね。
防御は最大の「ドロー」である(千羽鶴の鉄壁)
- 攻撃面が強そうなのは理解したけど、防御のこと考えてる?
-
防御カードは一切不要です。
遺物『千羽鶴』の採用:
「カードを1枚引くたび、ランダムで0〜3のシールドを獲得する」。
これさえあれば防御は完全に自動化されます。
このビルドでは、『神を呼ぶ』によるサーチドローと、『元素昇華』による大量ドローを、1ターンの間に何度も何度も繰り返します。
つまり、ただひたすら攻撃を回しているだけで、勝手に大量のシールドが自動生成されていくのです。
「攻撃が最大の防御」を文字通り体現する、完全なセーフティネットの完成です。
【おわりに】
カードの挙動、ワックスの特性、そして遺物のシナジー。
『終焉魔女の旅々』は、テキストの翻訳こそガバガバですが、システム設計の奥深さと、それをプレイヤーがハックしてぶっ壊せる余白の広さは、間違いなく一級品のローグライクです。


是非、無慈悲なダメージ数値でシステムを制圧する最高の快感を味わってみてください。
【環境構築】手首の疲労をなくす「マウス選択」の重要性
マウス操作だけで完結する本ゲームにおいて、普通のマウスを振り回すのは手首の寿命の無駄遣いです。
本作の沼にどっぷり浸かるなら、背もたれに深く寄りかかり、指先だけで戦局を支配できるトラックボールマウスの導入を強く推奨します。
【筆者の実体験】
筆者はかつて『艦これ』の無限周回によって手首を完全に破壊され(腱鞘炎)、このデバイスに乗り換えたことで救われたという絶対的な実績があります。
慣れるまで操作に癖を感じるかもしれませんが、プレイ後の疲労感は文字通り別次元です。
【唯一のデメリット(注意点)】
職場や研究室など「他人が自分のPCを触る可能性のある環境」での使用はおすすめしません。
PCトラブル等で他人にヘルプを頼んだ際、操作が特殊すぎて100%文句を言われます。
あくまで「自分だけのゲーミング環境」に導入してください。(もしくは、代替の普通のマウスを用意しておきましょう。)








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