前回の「21億ダメージ消失事件(ヴィヴィアン自傷軸)」では、システムの変数の上限を突破し、見事にダメージ表記そのものを虚空へ消滅させました。

今回は追加キャラクター「失心の殻」を採用し、死にステータスだと思っていた『幸運』のシステムを解剖します。
さらに追加カードパック「時空奇旅」「超位儀式」を組み込み、「確率という概念をシステムから抹消し、確定発動の永久機関を作る」という構築を目指しました。
※V1.0.2時点の製品版プレイに基づく情報です。
「失心の殻」と「幸運システム」の裏側
まずは本構築のコアとなるキャラクターと、謎多きステータスの仕様確認からです。
デッキ圧縮機「失心の殻」

深淵の呼び声:
任意の手札に、コストを永続的に+1するデメリットの代わりに、「このラン中に使用した時、追加で1回発動する」というバフを付与。
鏡中の虚影:
任意の手札のコピーを作成。
つまり、手札1枚あたりの密度をギチギチに高める(圧縮する)ことに特化したキャラです。
死にステ疑惑「幸運」の真実と「判定」システム
このゲームの「幸運」ステータス、ゲーム内の説明が分かりづらいです。
テキストには「1ポイントにつき、追加で1%の判定優位」とあります。
カードを使った時にキャラの頭上で「カラカラカラ」と回るダイスUI(1〜100のランダム値)がありますが、実は素のダイスロールの後に、この幸運値がこっそり足し算されています。
- 「判定ダイス」のメカニズム:
追加パック「混沌楽団」のカード(例:判定:40の「混沌の投槍」)などを使用した際、キャラの上部にダイスUIが発生します。
このダイスUIの挙動をよく観察すると、数値が一瞬止まった後、さらに上昇するのが分かります。
この最終的なダイス値が判定値を上回れば成功、ということです。
↓幸運値7の時の例。一瞬64で止まり、71に上昇します。


- 「確率〇%」の正体:
ここが今回のキモです。
遺物やカードにある「〇%の確率で~」という効果(例:「魔術師資格証」の20%)。
これらは、内部処理的にはすべてこの「ダイス判定」で行われています。
要求されるダイス値は本来「80(20%成功)」ですが、「判定:80」とは記載されていません。
ただし実際には「判定:80」と同じ処理が回っているということです。
- 幸運MAXの祝福:
幸運を主本源にしてMAX(40)にすると、「全ての判定ダイスの難易度-10」という強力な祝福を得ます。
以上から、「幸運を極限まで盛って判定難易度を下げれば、あらゆる確率判定をシステム的に『100%発動(確定)』に書き換えられる」のではないか、という考えに至ります。
確率操作による「無限マナ・無限ドロー」の構築
この「幸運ハック」を利用して、マナと手札の永久機関を作ります。
マナの永久機関(確率の確定化)
キーとなるのはこの遺物です。
「カードを使用するたび、20%の確率でマナを1獲得する」

ここに先ほどの「幸運システム」を流し込みます。
幸運ブースターの作成
「幸運の装い(一時的幸運+5)」を、「失心の殻」のスキル「深淵の呼び声」で2回発動化。
さらに、シーリングワックス「双生」で発動回数を3回に増やします。
これをスキル「鏡中の虚影」でコピーして2枚にし、計6回発動化。
これで一時的に(その戦闘中)、幸運が「+30」されます。



確率の崩壊
基礎値40 + バフ30 = 幸運値70。
「魔術師資格証」の要求ダイス値は本来「80(20%成功)」ですが、祝福の難易度-10により「70」に下がっています。
ダイス値には確定で「幸運値70」が足し算されるため、「20%の確率」が「100%の確率」へと書き換わりました。
カードを1枚使えば、確定で1マナ回復。無限マナの完成です。
超位儀式による無限ドロー
マナが無限になったので、次は手札を無限に補充します。
ここで追加カードパック「超位儀式」の出番。


「儀式」は条件を満たすと「オーバーマジック(OM)」が貯まるシステムです。
このカードはマナの消費でOMが1溜まり、OMが5溜まると効果が発動、「マナを2消費するたび、カードを1枚引く」ようになります。
⚠️ 恒例行事:UIの欠陥
OMが今いくつ溜まっているか、バフ欄を見ても一切表示されません。
頭の中で数えるしかないという、鬼畜のUI仕様です。
信じがたい欠陥ですが……まあ、管理人の脳でも処理できる範囲なので、ヨシとします。
無限にカードを使い、無限にマナが回復し、無限にドローする。
これで完全な永久機関が稼働しました。
結末:無限の「時の籠」とダイスロールの嵐
永久機関が回るようになったので、最後に火力を出力するフィニッシャーを準備します。
追加パック「時空奇旅」のギミックです。
これは「時の籠」と呼ばれる別領域(ページ)に、カードの効果(刹那)を次々とストックしていくシステム。
引いた時や使用した時など、カードによって保存タイミングが異なるのがややこしいです。




無限ドローと無限マナに任せて、攻撃用の「時間エネルギー爆破」と、防御用の「停滞」を、時の籠に何百ページにもわたってひたすらストック。




そして、満を持して放つカードがこちらです。


「時の籠の各効果が50%の確率で再発動する」
もう、お分かりかと思います。
「50%の確率」ということは要求ダイス値は50。私たちの現在の幸運値は70。
つまり、何百ページとストックされた全ての攻撃と防御が「100%の確率で一斉発動」します。


前回の「ダメージ表記が消える」という無音の結末とは打って変わって、今回は画面上部で数百個のダイスが一斉に回り続ける、最高にうるさくて美しいワンパンが完成しました。
確率をハックした恩恵を、視覚と聴覚で存分に味わえる最高の瞬間でした。
ダイスを振るまでもなく成功率は100%です。
確定した結果を出力するためだけに、数百回の不要な演算とダイス演出を行っているわけで、リソースの無駄遣いにも程がありますが……
まあ、管理人が楽しそうなので、これ以上の指摘は控えておきます。


【環境構築】手首の疲労をなくす「マウス選択」の重要性
マウス操作だけで完結する本ゲームにおいて、普通のマウスを振り回すのは手首の寿命の無駄遣いです。
本作の沼にどっぷり浸かるなら、背もたれに深く寄りかかり、指先だけで戦局を支配できるトラックボールマウスの導入を強く推奨します。
【筆者の実体験】
筆者はかつて『艦これ』の無限周回によって手首を完全に破壊され(腱鞘炎)、このデバイスに乗り換えたことで救われたという絶対的な実績があります。
慣れるまで操作に癖を感じるかもしれませんが、プレイ後の疲労感は文字通り別次元です。
【唯一のデメリット(注意点)】
職場や研究室など「他人が自分のPCを触る可能性のある環境」での使用はおすすめしません。
PCトラブル等で他人にヘルプを頼んだ際、操作が特殊すぎて100%文句を言われます。
あくまで「自分だけのゲーミング環境」に導入してください。(もしくは、代替の普通のマウスを用意しておきましょう。)








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