【ご注意】
この記事は早期アクセス中のバージョン[v0.4.1.3838](2026年1月時点)の情報を基に作成しています。
今後のアップデートにより、仕様や数値が変更される可能性がありますのでご了承ください。
前回は「土星」を作るための「塩」について、岩塩を買うよりも錬金術で作った方がコストが安いことを検証しました。

後編となる今回は、実践編として、あの「死ぬほど面倒くさい錬金ルート」を実際に組み上げていきます。
塩の錬金過程で吐き出される、大量の「砂」。
これをただのゴミとして捨てるのではなく、そのままガラスとレンガに焼き上げて「土星」の素材へと変えてしまう、一石三鳥の「対・土星用 統合生産ライン」を作ります。
理にかなったエコな構造ですが、一歩間違えるとコンベアが砂で埋め尽くされ、工場全体が沈黙するという恐ろしいリスクも孕んでいます。
ちょっと目を離した隙に詰まっていた……なんて悲劇を避けるためにも、フロー図を見ながら確実に動くラインを組んでいきましょう。
計算上の物質収支は合っていますが、机上の空論で終わらせないためには『物流の制御』が不可欠です。
特にコンベアの輸送限界には注意してください。
記事内の数値(毎分○個など)は、コンベア速度・工場効率のレベルが「初期状態」のものを基準にしています。
レベルを同段階まで上げている場合は比率が変わらないため、「必要な機械台数」や「コンベア本数」の考え方はそのまま適用できます。


土星ユニットの「黄金比率」
まずは、今回構築するラインの「1セット(最小単位)」のスペックを決めます。
目標は、土星の素材である「塩」「ガラス」「レンガ」を、綺麗に均等生産することです。
土星のレシピを確認
- 塩: 600個
- ガラス: 600個
- レンガ: 600個
基本製作時間: 300秒(5分)
このように、3種の素材が「1:1:1」で要求されます。
生産ライン側でも、このバランスを崩さないことが絶対条件です。
- 目標出力(1セットあたり):
- 塩:10個 / 分
- ガラス:10個 / 分
- レンガ:10個 / 分
なぜ「各10個」なのか?
「せっかくなら、もっと大量に作れるようにしたい!」と思うのが工場長の性(さが)ですよね。
ですが、このラインでは「ガラス」と「レンガ」を焼く速度がどうしてもボトルネックになります。
無理に塩の錬金ペースだけを上げても、消費しきれない砂がコンベア上に溢れかえり、大惨事になるだけです。
「生産の遅いガラス・レンガに合わせて全体のペースを調整し、かつ副産物(砂)のロスを最小限に抑えるポイント」。
それが、この「各10個」という数値です。
【設計図】砂の「120・100・20」の法則
では、実際の物流を見ていきましょう。
以下のフロー図をご覧ください。前回の塩のフロー図に、少し設備を足しています。


ここで命綱となるのは、「塩の副産物として出た砂を、どう流すか」です。
砂の発生量:120個/分
塩を10個錬成すると、副産物として「120個」もの砂が発生します。
ここで要注意なのがコンベアの輸送量。
初期コンベアの限界は「60個/分」です。
つまり、コンベア1本ではどうあがいても運びきれません。
必ず、塩の錬金エリアからは「2本のコンベア」を使って砂を搬出してください。
砂の消費量:100個/分
搬出された砂は、ガラスとレンガのラインへ供給します。
- ガラス(10個作成): 砂 60個 を消費
- レンガ(10個作成): 砂 40個 を消費
- 合計消費: 100個
余剰分の処理:20個/分
120(発生) – 100(消費) = 20(余り)
毎分20個だけ、砂が余ります。
この20個を適切に処理しないと、砂の出口が詰まり、連動して塩の生産もストップしてしまいます。
(上記フロー図では、余剰分をゴミ箱に流す設定にしています。)
ここが最大の事故ポイントです。
消費ラインへの供給手前に『優先分離装置』を設置し、『余った砂だけを別の場所へ流す』設定を必ず行ってください。
これを忘れるとライン全体が機能不全に陥ります。
規模の拡大:何セット用意すべきか?
上記で紹介した「1セット」を稼働させた場合、土星(必要数:各600個)1個分の素材を生産するのに必要な時間は約1時間(60分)です。
ペースを上げたい場合は、このセットを複数建設して並列稼働させます。
- 1セット: 1個 / 時間
- 6セット: 6個 / 時間
- 12セット: 12個 / 時間(※彫刻機1台の理論値最大)
土星の彫刻機の製作時間は5分(300秒)。
計算上は12セットで彫刻機をフル稼働させられますが、土地も資金も消し飛びます。
ご自身の工場のリソースやお財布事情と相談して決めてください。
もし7セット以上の巨大ラインを作る場合、「合流」に注意してください。
初期コンベア1本で運べるのは「60個/分(6セット分)」までです。
7セット以上の物資を1本のコンベアに合流させると詰まります。
彫刻機には入力口が複数あるので、6セットごとに搬入ラインを分けてあげましょう。
【応用】余った砂を「懐中時計」へ
先ほど「余った砂(20個/分)はゴミ箱へ」と言いましたが、捨てるのがなんだか悔しいという方は、「懐中時計」のラインへ流すのがおすすめです。
同時期のサンプル募集クエストなどで要求される「懐中時計」。
これの素材も実は「ガラス」と「レンガ」です。
余剰分の砂だけなので生産速度はゆっくりですが、チリツモで確実に役に立ちます。
優先分離装置の「余り」出口を時計ラインに繋げば、一ミリも無駄のない究極のリサイクル工場が完成します。
捨てればゴミですが、回せば資源になります。
余剰分まで使い切る設計、合理的で美しいですね。
まとめ
- 土星のレシピ(1:1:1)に合わせて、塩・ガラス・レンガを各10個/mで作る。
- 生産の遅いガラス・レンガに歩調を合わせることで、砂詰まりを防ぐ。
- 余る砂(20/m)を優先分離機で確実に逃がすこと。
- 余った砂はゴミ箱か、懐中時計ラインへ。
これで土星の自動生産ラインは完成です。
さて、苦労して完成したラインを眺めて、ふとこう思いませんでしたか?
「……なんか、めっちゃ汚いな」と。
当ブログでは「構造の美しさ」や「最大効率」を追求していますが、工場長として現場に立つと、たどり着く真理はいつだって一つです。
「動けばいいんだよ。」
コンベアがスパゲッティみたいに絡まっていようが、詰まらずに素材が流れているなら、それは立派な工場です。
自信を持って、次のカオスへと進みましょう。
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