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「鉄が詰まって鋼が作れない」
「配管がぐちゃぐちゃに絡み合って、もうどこでエラーが起きているのかすら分からない……」
Alchemy Factoryの楽しさに夢中になり、工場をどんどん拡張していく中盤。
多くの工場長が、自ら生み出した「スパゲッティ配管」という名の迷宮に迷い込みます。
私自身、かつては行き当たりばったりでコンベアを繋ぎ、副産物が溢れてはラインが停止する泥臭い工場を作っていました。
しかし、工場内にいくつかのルールを取り入れた瞬間、あのカオスだった工場が、整然とアイテムが流れる美しいシステムへと生まれ変わりました。
今回は、中盤の迷宮を抜け出し、美しい自動化ラインを築くための「3大資源のメインバス」構想と、「副産物の制御ロジック」について解説します。
工場の血管を張り巡らせよう。「3大資源」のメインバス
新しい製品ラインを作るたびに、その場しのぎで燃料や肥料のラインを引っぱってくる。
これが配管スパゲッティ化の最大の原因です。
まずは工場の基礎代謝とも言える「3つの資源」を、工場全体に張り巡らせることから始めましょう。
すべては「お金」から生まれる
このゲームにおいて、製品や部品の生産に必要な根本的な要素は、以下の3つしかありません。
- お金
- 燃料
- 肥料
そして、「燃料」と「肥料」もまた、「お金」さえあれば生み出すことが可能です。
前提条件と「仕入れポータル」
このシステムを構築するには、以下の設備の開放が必須です。
- 仕入れポータル(お金を消費して素材を購入する)
- 苗床(肥料を消費して植物を自動生成する)
これらが揃ったら、工場のメインストリートに、
「お金」
「(現時点で)最高ランクの燃料」
「(現時点で)最高ランクの肥料」
の3本ラインを常時流し続けてください。
工場全体をぐるりと一周する「3大資源のメインバス」。
ここから必要な分だけを垂直に分岐させて各所へ送り込む形に変えるだけで、工場の景観は劇的にスッキリします。
このとき、流すお金は、自動精算機の売り上げを銀行ポータルで整流しておくことをおすすめします。

詰まりを許さない。「副産物」の制御ロジック
錬金炉などの上位加工で最も厄介なのが、「確率で生成される不良品(副産物)」によるラインの閉塞です。
これを解決するには、「止まってもいい場所」と「絶対に止めてはいけない場所」を明確に区別し、優先合流装置や優先分離装置で制御する必要があります。
ケース1:副産物を「再利用」する場合
例として、「鋼」を作る際に75%の確率で戻ってくる「鉄(副産物)」の処理を考えます。
ここでやりたいのは、「鋼の生産を止めないこと」です。
- 止めてはいけないもの: 錬金炉からの鉄排出(詰まると鋼が出ない)
- 止まってもいいもの: 製鉄炉からの鉄供給
【構築ロジック】
錬金炉から出た「鉄」を、優先合流装置を使って再び錬金釜の入口に戻します。
この時、優先度を以下のように設定します。
- 優先入力: 錬金炉から戻ってきた「副産物の鉄」
- 通常入力: 製鉄炉から送られてくる「新品の鉄」
こうすることで、副産物の鉄が最優先で消費され、足りない分だけ製鉄炉から補充されます。
製鉄炉のラインは時々止まるかもしれませんが、それで正解です。
ケース2:副産物も「製品」として欲しい場合
「鋼」も欲しいし、副産物の「鉄」も素材として保管したい場合です。
この場合は、チェストの満杯状態を制御のトリガーにします。
【構築ロジック】
- 錬金炉から出た「副産物の鉄」を、優先分離装置を使い、優先して「鉄用チェスト」に送る。(優先出力)
- 「鉄用チェスト」が満杯になったら(オーバーフローしたら)、鋼の錬金炉へ戻す。(通常出力)
- 錬金炉の手前で、上記ケース1と同様の優先合流を行う。
これで、「鉄が欲しい時はチェストに貯まり、満杯になれば鋼の材料として無駄なく再利用される」という構成が完成します。
計算を狂わせないための「速度同期」
最後に、これらのロジックを破綻させないための重要なルールに触れておきます。
それは、「コンベア速度」と「生産速度」のアップグレードレベルを常に一致させることです。
ボトルネックは常に「移動」にある
どれだけ完璧なリサイクル回路を組んでも、コンベアの運搬能力が生産速度に負けていると、計算上の数値が合わず、いずれどこかで詰まります。
以前の記事でも解説しましたが、アップグレードを行う際は「生産速度」だけを上げるのではなく、必ず「コンベア速度」もセットで上げてください。

一度このルールを守ってラインを作りさえすれば、コンベア上限によって計算が崩れることはありません。
これが、長時間放置してもエラーを吐かない「美しい工場」の条件だと考えています。
まとめ:中盤の自動化に向けて
- 「お金・燃料・肥料」のメインバスを通す。
- 優先合流装置や優先分離装置を使い、副産物の「優先順位」を定義する。
- 生産速度と運搬速度を同期させる。
この3つを守るだけで、中盤以降の工場建築はスパゲッティから「設計」へと進化します。
私が紹介した以外にも、分離・合流の考え方は工場長によって様々であり、それがこのゲームの面白さであると考えています。
ぜひ、あなただけの最適解を見つけてください。
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