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今後のアップデートにより、仕様や数値が変更される可能性がありますのでご了承ください。
聖遺物「木星」を乗り越えた工場長たちの次なるターゲットは、「土星」です。

今回は前後編の2回に分け、土星攻略に向けた解説検証を行います。
前編となる今回のテーマは、重要素材「塩」の調達ルート検証です。
「金で解決して岩塩を買う」か、「手間をかけて錬金する」か。
銅貨1枚単位でコスト計算を行った結果を共有します。
塩の入手ルートは2つ。
どちらが『お得』なのか、感覚ではなく数字で白黒つけましょう。
電卓の準備はいいですか、管理人さん?
本記事で使用している生産レート(毎分○個)などの数値は、コンベア速度・工場効率のレベルを上げていない初期状態を基準にしています。
ただし、過去記事でも解説した通り、「コンベア速度」と「工場効率」のレベルを同じ段階まで上げている場合、生産と輸送の比率は変わりません。
そのため、レベルアップ後であっても、記事内で算出している「必要な機械台数」や「コンベア本数」の考え方はそのまま適用可能です。


塩を手に入れる2つのルート
まず、このゲームにおける塩の入手方法は以下の2パターン存在します。
パターンA: 砕石機で「岩塩」を砕く
パターンB: 錬金炉で「木炭の粉末」と「石灰粉」を混ぜる
「パターンA」はシンプルですが、岩塩の仕入れ値が高い。
「パターンB」は原価は安そうですが、燃料費がかかるし、何よりラインを組むのが死ぬほど面倒くさいです。




多くの工場長が「面倒なほうが安くなるように設計されているはず」という直感を持っていると思いますが、果たして本当でしょうか?
今回は「塩100個を作るためのコスト」で比較検証します。
パターンA:岩塩ルート(金で解決)
まずは簡単な方から。
岩塩を購入し、砕石機にかけるだけのシンプルなラインです。
- 仕入れ: 岩塩 ×1個 = 銀貨9枚(銅貨9,000枚)
- 出力: 塩100個 + 砂100個
- 副産物の価値: 砂100個 = 銅貨400枚相当(石灰石からの換算)
副産物の砂を無駄なく使い切ったと仮定して、塩100個あたりのコストは「銅貨8,600枚」です。
砕石機1台で毎分10個の塩が生産可能です。
6台並べるだけでコンベアの限界速度に達します。
例えるなら『畳2畳分』のスペースで完結する、非常にコンパクトなラインと言えますね。
パターンB:錬金ルート(手間の結晶)
問題はこちらです。
木炭の粉末と、石灰粉を錬金炉へ投入します。
- レシピ: 木炭粉2 + 石灰粉4 = 塩1(確率1/3) or 砂6(確率2/3)
塩ができる確率はわずか33%。
塩100個を得るためには、確率上300回の錬金を行う必要があります。
材料費の計算
300回すのに必要な材料は、木炭粉600個と石灰粉1,200個。
これを原木と石灰石の原価に換算すると、銅貨5,400枚です。
安い! と思うのはまだ早いです。ここには「燃料費」が含まれていません。
燃料費(熱量)の計算
ここが一番の落とし穴です。
粉末を作るための「坩堝」と、錬金するための「錬金炉」、これらを動かすための熱エネルギーをコストに上乗せする必要があります。
各施設の稼働に必要な実質熱量(P/s)を算出します。
・坩堝:4.4 P/s(※定格4P + 石炉の消費分/3)
・錬金炉:19.5 P/s(※定格18.5P + 石炉の消費分)
これらを、300回の錬金に必要な稼働時間に掛け合わせます。
・木炭粉600個分:10,560 P
・石灰粉1200個分:47,520 P
・錬金炉300回分:35,100 P
・合計必要熱量:93,180 P
【燃料換算の基準】
「土星」解放時点で最もお手軽に入手できる「石炭」を使用すると仮定します。
※石炭1個 = 540 P
93,180 P ÷ 540 P ≒ 172.56個
この熱量を賄うために、石炭が約173個必要になります。
石炭鉱石にして約1.44個分。
石炭鉱石は1個で銅貨4,800枚なので、金額に換算すると、燃料費だけで「銅貨6,912枚」かかります。
最終的なコスト
- 材料費(5,400)+ 燃料費(6,912)= 12,312枚
「岩塩より高いじゃないか!」と怒る前に、副産物を見てください。
300回中200回はハズレの「砂」が出ます。その数、なんと1,200個。
- 副産物の価値: 砂1,200個 = 銅貨4,800枚相当
結果、副産物の砂をすべて使い切る前提であれば、塩100個あたりのコストは「銅貨7,512枚」となります。
計算終了。
岩塩ルート(8,600枚)に対し、錬金ルート(7,512枚)の方が、銅貨1,000枚以上お得という結果が出ました。
やはり、手間は裏切りませんね。
結論:「土星」攻略にはどちらを選ぶべきか?
コスト面では「錬金ルート」に軍配が上がりましたが、デメリットも巨大です。
- スペースの問題: 岩塩ルートが「畳2畳」なら、錬金ルートは「体育館1個分」の土地を使います。
- 詰まりのリスク: これが最大の問題です。
【重要】「詰まり」による生産停止リスク
錬金ルートは、副産物の「砂」が大量に出ます。
もし、この砂を消費しきれずにライン上で詰まらせてしまうと、連動して「塩」の生産もストップします。
このルートを採用する場合、あふれた砂をゴミ箱へ流すなどの「オーバーフロー対策」が必須となります。
それでも土星には「錬金ルート」がおすすめ
リスクはありますが、今回の「土星」に関しては、迷わず「錬金ルート(パターンB)」をおすすめします。
理由は単純。土星の作成には、塩以外に「レンガ」と「ガラス」が必要になるからです。
これらを作るためには、大量の「砂」が必要になります。
つまり、「塩を作る過程で出た大量のゴミ(砂)を使って、そのままガラスやレンガを焼く」という、美しすぎる生産サイクルが構築できるのです。これなら砂が詰まる心配もありません。
岩塩ルートで塩を作ると、ガラス用の砂を別途調達する必要があります。
土星ラインにおいては、塩の錬金で出た砂こそがメインディッシュ。塩の方がオマケと言っても過言ではありません。
まとめ
- 単価は「錬金ルート」の方が安い(ただし砂を使う前提)。
- 岩塩ルートは簡単だが、土星攻略には不向き。
- 錬金ルート採用時は、砂の「詰まり」対策を忘れずに。
というわけで、次回【後編】では、この錬金ルートを軸にした「対・土星用 統合生産ライン」の具体的なフロー図を解説します。








