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今後のアップデートにより、仕様や数値が変更される可能性がありますのでご了承ください。
前回は「土星」を作るための「塩」について、岩塩を買うよりも錬金術で作った方がコストが安いことを検証しました。

後編となる今回は、いよいよ実践編です。
塩の錬金過程で大量発生する「砂」。
これを廃棄せず、そのままガラスとレンガに変換して土星の素材に変える「対・土星用 統合生産ライン」を構築します。
このラインは無駄のないリサイクル構造を持っていますが、一歩間違えると「砂詰まり」でラインが機能しなくなるリスクもあります。
フロー図を見ながら、確実に動くラインを組み上げましょう。
計算上の物質収支は合っていますが、机上の空論で終わらせないためには『物流の制御』が不可欠です。
特にコンベアの輸送限界には注意してください。
本記事で使用している生産レート(毎分○個)などの数値は、コンベア速度・工場効率のレベルを上げていない初期状態を基準にしています。
ただし、過去記事でも解説した通り、「コンベア速度」と「工場効率」のレベルを同じ段階まで上げている場合、生産と輸送の比率は変わりません。
そのため、レベルアップ後であっても、記事内で算出している「必要な機械台数」や「コンベア本数」の考え方はそのまま適用可能です。


土星ユニットの「黄金比率」
まず、今回構築するラインの「1セット(最小単位)」のスペックを定義します。
目標は、土星の素材である「塩」「ガラス」「レンガ」を、すべて均等に生産することです。
土星のレシピを確認
- 塩: 600個
- ガラス: 600個
- レンガ: 600個
基本製作時間: 300秒(5分)
このように、3種の素材が「1:1:1」で要求されます。
そのため、生産ライン側でもこの比率を守るのが基本です。
- 目標出力(1セットあたり):
- 塩:10個 / 分
- ガラス:10個 / 分
- レンガ:10個 / 分
なぜ「各10個」なのか?
「もっと大量に作ればいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、このラインにおいては「ガラス」と「レンガ」の生産速度がボトルネックになります。
無理に塩だけ増産しても、消費しきれない砂が溢れかえるだけです。
生産の遅いガラス・レンガに合わせて全体のペースを調整し、かつ副産物(砂)のロスが最小限になるポイント。
それがこの「各10個」という数値なのです。
【設計図】砂の「120・100・20」の法則
では、実際の物流を見ていきましょう。
以下のフロー図をご覧ください。


このラインで最も重要なのは、「塩の副産物として出た砂の流れ」です。
砂の発生量:120個/分
塩を10個錬成すると、副産物として「120個」の砂が発生します。
ここでコンベアの輸送量に注意が必要です。
初期のコンベア速度の上限は「60個/分」です。
発生する砂は120個なので、コンベア1本では運びきれずに詰まります。
必ず塩の錬金エリアからは、2本のコンベアを使って砂を搬出してください。
砂の消費量:100個/分
搬出された砂は、すぐにガラスとレンガのラインへ供給します。
- ガラス(10個作成): 砂 60個 を消費
- レンガ(10個作成): 砂 40個 を消費
- 合計消費: 100個
余剰分の処理:20個/分
120(発生) – 100(消費) = 20(余り)
毎分20個だけ、砂が余ります。
この20個を適切に処理しないと、砂の出口が詰まり、連動して塩の生産もストップしてしまいます。
(上記フロー図では、余剰分をゴミ箱に流す設定にしています。)
ここが最大の事故ポイントです。
消費ラインへの供給手前に『優先分離装置』を設置し、『余った砂だけを別の場所へ流す』設定を必ず行ってください。
これを忘れるとライン全体が機能不全に陥ります。
規模の拡大:何セット用意すべきか?
上記で紹介した「1セット」を稼働させた場合、土星(必要数:各600個)1個分の素材を生産するのに必要な時間は約1時間(60分)です。
ペースを上げたい場合は、このセットを複数建設して並列稼働させます。
- 1セット: 1個 / 時間
- 6セット: 6個 / 時間
- 12セット: 12個 / 時間(※彫刻機1台の理論値最大)
土星の彫刻機の製作時間は5分(300秒)。
計算上、12セット用意すれば彫刻機をフル稼働させることができますが、土地やお金の消費も激しくなります。
土星の需要・工場のリソースと相談し、自分の工場に合ったセット数を検討しましょう。
もし7セット以上の巨大ラインを作る場合、「合流」に注意してください。
初期コンベア1本で運べるのは「60個/分(6セット分)」までです。
7セット以上の物資を1本のコンベアに合流させると詰まります。
彫刻機には入力口が複数あるので、6セットごとに搬入ラインを分けてください。
【応用】余った砂を「懐中時計」へ
先ほど「余った砂(20個/分)は別の場所へ」と言いましたが、ゴミ箱へ捨てるのが惜しい場合は「懐中時計」のラインへ流すのも有効です。
同時期に発生するサンプル募集クエスト等で必要になる「懐中時計」。
これの素材も「ガラス」と「レンガ」です。
余剰分の砂だけでは生産速度は遅くなりますが、ゴミ箱に捨てるよりは有益です。
優先分離装置の「余り」出口を、懐中時計用の「ガラス」「レンガ」生産ラインに繋いでおけば、無駄のないリサイクル工場が完成します。
捨てればゴミですが、回せば資源になります。
余剰分まで使い切る設計、合理的で美しいですね。
まとめ
- 土星のレシピ(1:1:1)に合わせて、塩・ガラス・レンガを各10個作る。
- 生産の遅いガラス・レンガに合わせることで、砂のロスを最小限にする。
- 余る砂(20/m)を優先分離機で逃さないと、ラインは停止する。
- 余った砂はゴミ箱か、懐中時計ラインへ。
これで土星の自動生産ラインは完成です。
完成したラインを眺めて、こう思いませんでしたか? 「……汚いな」と。
当ブログでは「構造の美しさ」や「最大効率」を掲げていますが、現場の真理はいつだって一つ。
「動けばいいんだよ。」
詰まらずに流れているなら、それは立派な工場。自信を持って、次のカオスへと進みましょう。







