工場のラインを眺め、効率化の計算に没頭している至福の時間。 それを無慈悲に断ち切るサイレン音。
『StarRupture』の特徴である環境ギミック「ウェーブ(熱波)」は、
初回こそ圧倒的なビジュアルで感動を与えてくれますが、工場長としての本音は一つでしょう。
「今、忙しいから邪魔しないでくれ」
この記事では、工場建設を強制的に中断させる「ウェーブ」の仕様と、虚無時間をメリットに変えるための「火事場泥棒」的な立ち回りについて解説します。
また、後半では、いちプレイヤーとして、「そもそも工場ゲーにこの強制停止ギミックは必要なのか?」という是非も問いかけます。
ウェーブとは何か:工場の強制シャットダウン
一定周期で発生する惑星規模の災害(ルプトゥラの噴火)です。
予兆から発生までは猶予がありますが、一度始まると一帯が火の海になります。
- プレイヤーへの影響: 外にいるとダメージを受けます。というか死にます。居住地への避難が必須です。
- 工場への影響:ウェーブ通過後、機械類は「冷却」が終わるまで完全に停止します。
避難中は何もできません。ただ窓の外で燃える世界を眺めるだけ。
効率を愛する工場長にとって、最も無駄な時間であり、このゲームで最も「賛否が分かれる」仕様と言えるでしょう。

生存戦略:「カタツムリ戦法」で家を持ち歩く
この災害により、探索(遠征)のスケジュールは完全に支配されます。
適当にふらふら出歩くと、帰宅困難者になって丸焦げになりますが、いちいち拠点に戻るのも非効率です。
そこで推奨したいのが、「家を背負って歩く」スタイルです。
常にインベントリに入れておくべき「避難セット」
遠征に出る際は、以下の資材を必ず持ち歩いてください。
- ベースコアの素材
- 居住地の素材
- エアロックの素材
もし遠征中にサイレンが鳴っても、ダッシュで帰る必要はありません。
その場に簡易拠点を建築し、嵐が過ぎ去るのを待てばいいのです。
終わったら解体して素材を回収し、また旅を再開する。
この「カタツムリ戦法」こそが、この惑星でストレスなく探索する最適解です。

リスクのリターン:火事場泥棒で稼ぐ
ただの嫌がらせギミックかと思いきや、ウェーブ直後でないと入手できない貴重なリソースが存在します。
「ウェーブ直後」は、避難から解放されたゴールデンタイムです。
地下洞窟の開放(ツタの焼失)
普段は頑丈なツタで塞がれている「地下洞窟」への入り口が、ウェーブの熱で焼き払われて通行可能になります。
(※グレネード開発後は、グレネードでこじ開けることも可能です)

洞窟内では、地表では見かけないレア素材が手に入ります。
- クオーツ鉱石: 現時点(各社レベル3~4)では明確な使い道が提示されていませんが、レア度が高いのは明白です。後のアプデや後半で要求される可能性が高いため、今のうちに倉庫へ貯め込んでおくことを強く推奨します。
- グロウカップ: レシピステーションに挿入すると、ご飯のレシピを解放可能。そのまま食べても序盤ではかなり優秀。
イグナティウムの出現
ウェーブ直後の環境下でのみ、「イグナティウム」が入手可能になります。
これはベースコアのアップグレードに使用する重要素材です。(研究でポイントにも変換可能。)

アップグレードの罠に注意
素材が手に入っても、すぐにアップグレードするのは待ってください。
ゲーム内に「エイリアンの注意を引く」という不穏な注意書きがあります。
ベースコアのレベルを上げると、本格的な「防衛戦(敵襲)」の激化スイッチが入る可能性が高いです。
迎撃体制が整うまでは、あえて進化を止めておくのが賢明です。

虚無の「避難時間」をどう潰すか?
避難中の数分間、プレイヤーは閉じ込められます。
「スマホをいじる」のも正解ですが、ゲーム内でできる生産的な行動もいくつかあります。
- インベントリ整理とハンドクラフト
- 溜まった素材を手動でクラフトしたり、端数の素材を整理したり、所持品を圧縮する時間に充てましょう。
- マップ画面での次期計画
- 次の鉱脈はどこか? ラインをどう伸ばすか? じっくりマップを眺めて計画を練るには良い時間です。
- リアル休憩(推奨)
- 工場ゲーマーは休憩を忘れがちです。「ゲーム側が用意してくれたトイレ休憩」と割り切って、コーヒーを淹れに行くのが精神衛生上、最も効率的かもしれません。
【コラム】そもそも、この仕様は楽しいか?
最後に、いち工場長としての本音を。
正直、このウェーブシステムが「ゲームの面白さ」に貢献しているかは疑問が残ります。
1. 「やらされ感」が強い
「今は建築したい」というプレイヤーの意志を無視して強制中断させられることへのストレスが大きいです。
2. 食料が燃える矛盾
ウェーブ直後は探索のチャンスと言いましたが、草木も焼失しているため食料の調達ができません。
探索推奨タイムに食料リソースを吐きながら探索するのは、デザインとして噛み合っていません。
3. 報酬とギミックの「必然性」がない
これが最大のモヤモヤです。
ウェーブがないと「イグナティウムが手に入らない」「ツタが燃えない」という仕様ですが、
それ、本当にウェーブじゃなきゃダメですか?
例えば、「会社レベルの上昇で、高熱鉱石用のドリルや、ツタ除去用の薬剤をアンロックする」という形でも良かったはずです。
わざわざゲーム全体を止める大規模災害を起こさなくても、技術進歩で解決できる要素を、
「ウェーブというギミックを存在させるためだけに、無理やり紐付けている」ように見えてしまいます。
4. 虚無時間
何より、避難中の数分間、プレイヤーは本当に何もできません。 工場も止まり、自分も動けない。
この「虚無」は、自動化の快感を削ぐノイズになりかねません。
まとめ
- ウェーブは「強制休憩イベント」。諦めてインベントリ整理かコーヒーブレイクを。
- 遠出する時は「家」を持ち歩く「カタツムリ戦法」が鉄則。
- 「クオーツ鉱石」などのレア素材は、使い道が不明でも確保しておく。
理不尽な環境サイクルも、楽しんだ者勝ち。
「邪魔だ」とイライラするよりは、「お、コーヒータイムか」と余裕を持って付き合うのが、この惑星で長生きするコツです。

