『クロノアーク(Chrono Ark)』キャラクター紹介シリーズ。
第2弾は、「シズ」です。

身の丈ほどある巨大なハサミを持った少女。
けれど、そのハサミで攻撃するスキルは実質1つしかありません。

じゃあ、どうやって戦うの?
「本体は人形で、少女はオマケ」
Steamの実績でそう揶揄されていますが、これは決してネタではありません。
「イブ(人形)に殴らせて、シズは後ろで茶をすする」。これが彼女の戦術。

シズの本質は、自動攻撃人形であるイブを使役し、本人は回復の手間を極限まで効率化することでパーティの総火力を底上げする、デッキ圧縮の鬼です。
今回は、立っているだけで仕事をしてしまう彼女の「自動化システム」について解説します。
シズが指示を出し、イブが実行する。
サポーター枠でありながら、実質的なサブアタッカーも兼任できる。
非常に合理的なシステムです。
キャラクター概要
立っているだけで「攻撃力+10%」のバフ装置
シズの強さの9割は、パッシブスキル【人形「イブ」】に詰まっています。
戦闘開始時、シズはイブを連れていますが、味方をターゲットにするスキル(回復やバフ)を使うと、その対象にイブが移動します。
このイブこそがシズの本体と言っても過言ではありません。


無条件の攻撃力バフ
イブを持っているキャラクターは無条件で攻撃力が10%上昇します。
一見地味ですが装備枠がもう一つ増えているようなものです。
イブをパス回しするだけで、味方全体の火力が常時底上げされ、リーサルまでのターン数が目に見えて短縮されます。
自動追撃システム
イブ所持者が敵を攻撃した際、攻撃権(ストック)が残っていれば、イブが勝手に追撃してくれます。
このダメージはシズの攻撃力を参照します。
これによる利点は、サポーターのくせに攻撃力装備を持たせても腐らないということ。




発動条件の緩さ
加えて、イブを動かすトリガーは「味方をターゲットにするスキル」であれば何でもOKという点。
シズ自身のスキルである必要すらありません。
モモリの「内面の欲望」、魔女の「呪い」。
これら全てに反応してイブは飛び回ります。
前回のモモリ同様、シズもまた立っているだけで仕事をする、あまりに優秀な置物です。


圧倒的な回復効率による「デッキ圧縮」
攻撃支援ばかりに目が向きがちですが、シズは純粋なヒーラーとしての性能も全キャラ中トップクラスです。
主力回復スキル「生命糸」などの回復倍率が異常に高く、たった1枚で瀕死のパーティを立て直せるほどのパワーがあります。
この強みが直結するのが、デッキの圧縮です。
回復スキルを大量に積む必要がないため、空いたデッキ枠を攻撃スキルやドローソースに回せる。
結果としてデッキ火力密度が高まり、パーティ全体の回転率と攻撃頻度が向上します。
「回復行動にリソースを割かなくて済む」ことこそが、シズを採用する最大のメリットと言えます。
回復はあくまで手段であり、目的は敵の殲滅です。
最小の手数で回復を済ませ、攻撃の手数を増やす。理にかなっています。
カードピックの方針
シズのカードピック方針はシンプルです。
「イブを強化するカード」と「最強の回復カード」を確保するだけ。
中途半端なスキルはノイズになります。
【最優先】確保すべきコアスキル


生命糸
解説不要の最強回復スキル。
これ1枚でパーティ全体が全回復するほどの数値を叩き出します。
迷わず固定能力に設定すべき……と言いたいところですが、レアスキルの「マリオネット」を引けた時だけは、どちらを固定にするか嬉しい悲鳴を上げることになります。


切り刻む
敵を攻撃しつつ、3ターンの間イブの追撃ダメージを強化(デフォで+5)します。
「たった3ターン?」と思うかもしれませんが、このゲームの戦闘は3ターン以内に終わります。終わらないなら構築やカードの切り方に問題があります。
実質永続バフとして、この1コストで稼ぐ総ダメージ量を考えると破格のコスパです。


運命のかせ糸(レアスキル)
味方全員(ルシー含む)のオーバーチャージ解除+マナ全回復+ドロー。
書いてあることがおかしい、規格外のスキルです。
これをピックできたら、そのランは「勝ち」。
【優先】腐りづらい


庇って、イブ!
「連鎖回復」により、アタッカーにイブを移動させつつ、減っている味方をケアできます。
回復量も多く、非常に使い勝手が良い一枚。
【普通】あってもいい


錯乱攻撃
「イブ追撃のトリガーとなるスキル」のクリティカル率を100%upするバフ。
ナールハンの「トラウマ」など、相性のいいカードは存在しますが、効果が1ターンと短いのがネック。


イブ回収
条件付きのマナ回復スキル。
「動く時間!」など、1マナ以下でイブの攻撃権を補充できる算段が整っているなら、純粋にアドを生むカードに化けます。
序盤は邪魔になりがちですが、マナがいくらでも欲しい後半に見かけたら拾う選択肢もある一枚。
【注意】取得判断が分かれるスキル


助けて、イブ!
0コストでイブを移動させますが、非迅速で回復量が低く、バフも1ターン限定。
生成される「迅速1コスト」を「一時しのぎ」の捨て札にしたり、手札がこれしかない状況で「フォーカード」を発動させたりといった、限定的な使い道しかありません。


犠牲
全体攻撃ですが、代償としてイブが一時的に使用不能になります。
シズの強みを自ら消してしまうため、基本的にはピック禁止。
妨害解除手段がある場合、シズの妨害レジストを盛れる場合は一考の余地あり。


再生
イブの攻撃権を消費して0コストで使えますが、それを加味しても普通の回復スキルです。
「生命糸」があれば事足りる場面がほとんどなので、わざわざピックしてデッキを濁す必要はありません。
相性の良いパートナー:手数でイブを酷使
シズの相方は、攻撃回数が多いキャラ一択です。
(だれと組んでも強いということは前提)
1. アザール
「幻影の刃」による0コスト連撃は、イブの攻撃権を瞬時に使い切るのに最適です。
アザール自身を対象にする「光る剣気」「飛剣術」や、他メンバーを対象にする「ブレイドヴェール」など、能動的にイブを持ってこれるスキルが多いのもポイントが高い。
2. ヨハン
パッシブ「近距離射撃」との相性が抜群。
ただし、ヨハン自身はイブの攻撃権を獲得するスキルを持っていない点には注意が必要です。
3. シルバースタイン
イブの追撃はシステム上「追加攻撃」扱いのため、追加攻撃のダメージを底上げできる「精密射撃」と相性抜群です。
また、「ラピッドショット」や「跳弾射撃」など、1枚でイブの追撃を2回発生させられるスキルを持つのも大きな強み。
まとめ
シズの運用は、非常にシンプルかつ協力的です。
「生命糸」による最小枚数での圧倒的回復で味方を守り、「切り刻む」でイブを強化して戦闘時間を短縮する。
プレイヤーがやることはこれだけ。あとは勝手にイブが敵を切り裂いてくれます。
「シズがただ立っているだけで発動するバフ」と「回復カードの圧縮」。
この2つの最適化効果を理解すれば、彼女はあなたの旅に欠かせないパートナーになるはずです。
指示一つで完璧な仕事をこなす。
まさに理想的な自動化システム……シズさんの『現場監督』としての手腕は、学ぶべきところがありますね。
祝・CS版発売!これから始める方へ
2026年1月末、ついにNintendo Switch版の発売が予定されています!
正直なところ、カード選択やターゲット指定の操作性を考えると、マウスで操作できるPC版が一番快適ではあります(コントローラー操作は慣れるまで少し大変かも……)。
とはいえ、この神ゲーがより多くの人の目に触れるのは嬉しい限り。
「Switchで寝転がりながらやりたい!」という方は、ぜひこの機会にクロノアークの世界へ飛び込んでみてください。





